先生のつぶやき…その3
2010/03/31(水)
翠陵エッセイ集「いちょう」シリーズ。まだまだ続いております。
今回は先生の作品紹介です。
久しぶりに担任になり中学生と接してみて、音声言語による伝達に対する意識の低さが見受けられると感じた。最近は、コンビニやスーパーの普及で、会話をしなくても買い物ができる。逆に、会話が面倒なので、昔ながらの対面販売の店は避ける大人もいるそうだ。日常生活が変化した影響の一つだろう。
プリントや掲示でないと、連絡事項が把握できない生徒もいる。授業の内容も学年が進むに連れて、板書よりも口頭での説明が多くなる。生徒には、音声情報を理解して、記憶することを身につけてもらいたい。日常使用される言語は、音声言語が主体なのだから。
先日、テレビ番組の特集で「ブラインドサッカー」というのをやっていました。ブラインドサッカーとは、全盲の方や弱視の方がアイマスクを着用してサッカーをするものです。ボールには音が鳴るように鈴が入っているそうです。
何も見ないでサッカーができるのかと思うのが当然だと思いますが、それが何と音声情報だけを頼りに華麗にドリブルをし、するどいシュートを決めるのです。とても驚き、感動をしました。それと同時に自分は目が見えることによって見失っていることもあるのではないかとも考えさせられました。来年度の私の注目は、南アフリカW杯とブラインドサッカーです。
偶然にも「音声情報」をテーマに、異なる切り口で書かれた二人の先生のエッセイです。
読むこと・書くことももちろん大切ですが、「聞くこと」の重要性を改めて認識する必要がありそうです。
紙に書かれた情報は残りますが、耳で聞く情報は一瞬の集中力が勝負…。

